専門職による浴室確認

来年の介護報酬改正の中で、新たに入浴介助に関する加算を通所介護で設定する検討がされています。リハビリ職員などが利用者宅に赴き、浴室の環境をチェックし、個別入浴計画を作り実施することに対し、加算(保険点数の上乗せ)をするというものです。コロナ禍においても、特例でデイの職員が利用者の自宅を訪問する機会が設けられましたが、特にリハビリの専門職による住環境チェックはとても重要だと思います。住宅内の環境を改善することによって、今までできていなかったことができるようになったり、危険性を除いて心身の悪化を防いだり、自立の基本のキだと思うので、むしろ介護保険創設当時に、まず住宅確認を必須としたらよかったのに!と思うぐらいです。一方でハード面(設備)の整備だけで大丈夫とも言い切れず、緊急時の連絡や早期発見といったソフト面もいかに整備していくかがこれからさらに重要かと思います。

冬のコロナ

一昨日の行幸通りと日比谷通りの交差から見た皇居のイチョウ、とてもきれいでした。一方で東京コロナ493と急拡大した日で、全国的にかなり心配になってきました。国は高齢者施設などクラスター発生の増加に伴い、優先的にPCR検査を実施していく方針のようです。しかし、検査は1回陰性だからといって数日後はわからない。介護施設入居者はほぼ監禁状態(;’∀’)にしても、職員の出入りは避けられないですから、結局外から持ち込む可能性は排除しきれない。先般、関空に到着したインドネシアからの技能実習生49人のうち17人が陽性判明とか。この技能実習生が介護職とは限りませんが、現地出国前の検査では陰性だったということなので、検査の確実な保証もないことがわかります。ホントにどうしようもない今回の感染症、誰に文句言ってもおさまるわけでなし、ともかく一人ひとりが徹底して予防するしかないですね。

 

高齢者の住まい住み替えの方は先輩・先生

先日、以前私のセミナー・講座にご参加くださっていた方からお手紙をいただきました。某自立型ホームへの入居が決まったというお知らせです。最初のきっかけは遠方(地方)でのセミナーだったのですが、その後、京都で開催する講座にわざわざ新幹線を使って何度もお越しくださいました。見学講座も何度もご一緒し、熱心に質問されていたのが印象的でしたが、ご自身でもじっくり考えて決心されたのでしょう。女性おひとりですが、振り返ると「女性ひとり」の行動力と決断力はすごいです。過去講座、セミナーにご参加くださり、自立型ホームへ住み替えされた方々とは、何人か年賀状のやりとりをさせてもらっています(*’ω’*)。ときどきホーム内のこと(いいことも悪いことも・笑)お手紙くださったり「これからホーム探しの人に役立てて」とおっしゃってくれます(全員女性)。本当に嬉しく思います。講座で皆さん「先生」と呼んでくれますが、入居された方々は、私にとって先生です(*’ω’*)。

高齢者の住まい、座学見学

昨日は京都で講座でしたが「座学見学会」を初の試みでしてみました。告知段階ですぐに満席、午後も増設したほど反響がよく驚きました。私が過去訪れた有老ホームやサ高住の写真を活用して、特徴を解説してみました。もちろんPRではなく、オススメ施設というわけでもありません。団体見学は今は難しいですが、個別見学はOKなのでこの講座で気になる施設があれば是非現地に足を運んでほしいです。事業者の方々にパンフレットの協力をお願いしたらお願い先全10社がご協力くださり、会場内に設置し、気になる施設のパンフは自由にお持ち帰りできるようにしました。ご協力いただいた企業さん、ありがとうございます(*’ω’*)。(もちろん企業にPR費用や協賛費は一切いたただいていません。受講生の参加費で運営しています)。「現地の見学講座を再開してほしい!」と数人にお願いされました(;’∀’)、もう少しお待ちください~。コロナ動向が非常に気になりますが、こんな中でも高齢期の設計に一歩でも前進できるよう企画を考えて参ります。

コロナと介護事業

コロナの動向が気になるこの頃ですが、国が10月時点で4万弱の介護事業所に調査したところ、1.5%の593事業所でコロナ感染症が発症していたとのこと。感染に関係なく、事業所の収支が悪化したところは、5月で47.5%、10月で32.7%との結果が。経営的にも非常に厳しい状況が続いていることが推察されます。第3波と言われる今の状況は、夏と違い幅広い年代(中高年も)がみられ、まったく予断を許しません。今年は厳冬かもともいわれており、換気の重要性は重々承知していても、なかなか難しいのも人間の本能です。うーむ、悩ましい。といってはおられません。ともかく、本当にひとりひとりが慎重になるしかないです、今は!しっかり取り組んでいきましょう!

何のための制度?

介護保険改正に際し、財務省からまたいろいろ提言が出されていますが、訪問介護(身体介護)の利用回数についても届出をすべしの案が出てきました。前回、訪問介護(生活援助)の回数を実質制限すべく届出制が通りましたが、その結果、援助→身体につけかえるケースが出ているからとのこと。おそらく点数稼ぎのための事業者もいるでしょう。でもそれよりも、実際必要な人がとても多いという状況を考えられていないのでは、とかなり訝ります。全体を制限するのではなく、問題のある部分だけを指導すればよいことでは。独居高齢者が増加し、認知症を含む要介護者が増加している中で支援を削るという観点のほうがおかしいのです。また福祉用具も杖などを貸与でなく購入にと財務省案。でもなぜ貸与なのか、なぜ購入なのかという、制度創設時の基本的考えを再確認してほしい。きちんとした理由があるからです。何のための「公的」介護保険なのか、財務省には根本的に考えてほしいといつも思ってしまいます。

安楽死法とルール

先週の話ですが、ニュージーランドで「安楽死法」が国民投票の結果可決されたようです。65.1%が賛成とのこと。要件は、18歳以上の国民か永住権保持者が余命6ヶ月の末期で緩和が困難な苦痛を抱えている場合。スイスのように、海外からの「安楽死目当て」は防ぐのですね。安楽死については、賛否両論で私自身も賛成とも反対ともない状況です(ただし尊厳死は認められるべきという考え)。『苦痛』がキーワードとなるわけですが、問題は本人の意思と違うところで動いてしまったときのこと。本人があらかじめ意思を示しても、途中へ考えが変わるケースもあります。簡単なことではないと思うのですが、日本の場合はまずステップとして「尊厳死(無理な延命措置はしない)」を法的に認めてからでは、と個人的には感じております。

若い人も考える孤独死

先日知人に教えてもらったコミックです。インパクトのあるタイトルですが(^_^;)、この本、いま若者に評価が高いそうです。教えてもらってすぐ買いました。内容は「終活」。35歳独身働く女性が、キャリアウーマンの叔母の後年孤独死をきっかけに、さまざまなことを考えるのですが、かなりブラックユーモア盛りだくさんで(;’∀’)、申訳ないですが絵がうまいわけでなく、梅図かずおかつのだじろうを彷彿させるような(古い!)ある意味ホラーチック(;’∀’)。ところが、結構真面目に「社会福祉・社会保障」もネタになっているのです。ある意味リアルな今の実態かも。主人公の行動・考えが二昔前の自分に一部近いこともあり(笑)、笑えないけど笑える。作者の「あとがき」がまた名文で著作権がなければコピーして配りたいぐらい。RKBは、「老後・クソ・ババア」の略だそうです(笑)!

 

介護の日

この写真、何かよくわからないですよね(;’∀’)。先週福岡のセミナーで市役所の方からいただいたフェイスシールドです。これはもう感激もので、クリアなメガネ型に透明シールドがはまっているので、遠目から見るとほんとにまったくわからないぐらいです。耳も痛くありません。私はなんども存在を忘れて講演中マイクをぶつけたり、お茶のペットボトルをシールドにぶつけたり、さらに口紅をシールドに塗ってしまったり(;’∀’)…。終了後は厚かましくもいただいてしまいました<(_ _)>。洗えば何度でも使えるので、会場セミナーで愛用させていただきます(*’▽’)b。ところで今日は11月11日。1111、介護の日です。今までのように会場イベントができないため、各地でオンラインフェスや、ある程度の期間を設けてゆるやからイベントを開催したりしているようです。少しずつ認知されるようになってきました。多くの方が少し優しい気持ちになって介護を考えてほしいですね。

有名人と認知症

先月末に亡くなった英国男優のショーン・コネリー氏(享年90歳)が、晩年認知症だったと婦人が伝えていました。個人的には「007」より「レッドオクトーバーを追え」が強烈に残っています。長寿と認知症は切り離せないリスクと思いつつ、「リスク」なのか?とも考えていまします。家電製品でも長年使うといろいろおかしくなってくるケースが多いですよね(私のメインPCもちょっと最近様子がへん)。地域のお医者さんは「お年ですから」とおっしゃる方も多いように、「お年なのだ」で済ませられるのが一番いいように感じます。病気にしてしまうから皆怖くなる。最近の日本(だけじゃないけど)は、元気で健康で若々しいこと以外はダメなこと、という風潮が多いように感じます。それにしても、海外の有名人、レーガン元大統領、サッチャー元首相も認知症でした。同時期の中曽根元首相も長寿でしたが、最後までしっかりでしたね。もうこうなれば、認知症なんて「ウン」次第って思いますけど(;’∀’)。