インフル対策も忘れず

新型コロナの状況もまだ不安な中、今年はインフルエンザワクチンを早めに摂取するよう啓蒙するようです。接種開始は10月1日からなので約1ヶ月後。特に高齢者や基礎疾患のある人、医療・介護従事者は早期対策が必要です。インフル・ワクチン、人口分はないので(^_^;)先着順。ただ今年はコロナの影響で、コロナに効果はないものの接種希望者が増えることも予測されているらしいです。私は毎年接種していませんし、今年もするつもりはありません。気合で大丈夫!と常々申しておりますが、そうとも言えないトシになりつつあり、高齢世代に仲間入りしたら検討しましょうか(;´∀`)。ということで、シニア世代の皆さま、そのご家族の方は、インフル対策もお忘れなく。

新語はわからぬ…

我が家も新築21年目(マンション)、水回りが気になって来ました。住設メーカーのパンフをいくつか取り寄せたんですが、1冊300頁とか重くて立派なものが宅配でどーんと届きました(^_^;)。組み合わせがなんと複雑なんでしょ(゜д゜)!。器具の進歩が著しい。へぇ~、ほぅ~(;・∀・)と驚くことばかり。このページ理解するまで少々時間かかりました。インテリア・バー? タオル掛けのこと? いやいや、「手すり」なんです。その下、ハンドグリップ? 手の運動するやつ? いえいえこれも手すりなんです。いかにも「介護」なイメージ払しょく作戦でしょうか(;’∀’)。気持ちはわかるけど、わかりづらい!必要な人は「手すり」を求めているはず。さらに「人間ダメにしそう」な設備(笑)も満載で、これをお風呂と呼ぶのか?!と感じてしまいます。もちろんこういうの大好きな方もいれば、私のように究極のシンプル(安さ!)を目指す人間も(;’∀’)。一方で、最新設備を知ると、高齢者住宅視察の際にもすごく役立つことに気付きました!他にトイレ、洗面、キッチンもあるので、また感想を述べたいと思います。

10月京都セミナーのご案内

講座のご案内です(*’ω’*)。WEBでなく会場で直接となります。京都や周辺地域の方向けとなりますが、「高齢期の住み替え」、「在宅と住み替えとどう考えるか」に関心のある方に、基礎的な課題や考え方をお伝えしたいと思います。会場は感染防止対策をしっかりとっておられますが、ご来場される方も体調管理やマスク着用など徹底いただければと思います。今後もいくつか会場セミナーや講座を企画中です。詳細決まり次第ご案内いたします。(画像をクリックすると情報ページに繋がります)

土地の歴史

直接高齢者の住まいに関係はないのですが、とてもおもしろい本でした。目からウロコが盛りだくさん(*_*)!地震、水害、台風、etc.と災害大国日本に住んでいると、「安全な地」はほぼ皆無といっていいかも。盲点なのは、東京23区など密集地のあちこちに危険な土地がとても多いこと。報道では大きな災害は報道されますが、実は各所でがけ崩れや液状化などが起こっているのですね。思えば、徳川家康が江戸を切り開いた時「こんなところに?!」と訝る人が多かったと昔本で読みました。地名を見ると、ある程度昔の土地がどういう状態だったかわかるそうです。なるほどー。私たちが今住んでいる土地、特に都市部は確実に昔は違う家や施設があったり、違う形状のものがあったりだったはず。土地の歴史は上乗せですから、その下に何があるか。長年住んでいる京都は、掘り返すたびにいろいろ出ます(;’∀’)。先日大阪でも膨大な人骨が出たとニュースになりました。普段何気なく「今」の街(土地)を踏みしめていますが、普通の日常に潜むリスクや下に埋もれた歴史、あるのですね。

 

コロナ対策で講座

土曜日は今年初の文化センター講座でした。本当ならいくつかの大きなイベントも含め企画があったのですが、コロナ禍で全て中止。今月以降、感染対策を十分施して再開です(^^)。開催前にはご担当者とも入念に打合せ。講師はシールド装着、受講生の机の間隔やパーテーションなどを活用しつつ、窓やドアを開け消毒液も配置。6月から順次たくさんの講座を再開していますが、トラブルは起こっていません。不便・不自由は多いものの、きちんと対策をとればリスクは軽減できると思います。受講生の方々も一部講座を除けば多くがシニア層です(私の受け持ち以外も)。自分の趣味や勉強、仲間との交流はとても大切。そんな機会を奪ったコロナ憎し(#`Д´)!ですが、怒っても仕方ないので、そんな中いかに安全に楽しみや機会を作っていくかですね。土曜日は常連さんも来てくださったり、半年前に申し込んでくれていた方がたくさん参加してくれたりで、こんな中でも「高齢者の住まい」への関心の高さが伺えました。10月以降も新企画とともに開催予定です(^o^)丿

国際福祉機器展(HCR)もWEBで

昨年の国際福祉機器展

ほぼ毎年行っている「国際福祉機器展(HCR)」は今年も行くつもりでしたが、コロナ禍の影響で中止になっていました。が、WEB版開催のお知らせが(^o^)。10月21日から年内位の長い期間で閲覧できるようです。内容は出展者のうち300社超の企業の最新福祉機器情報、有識者の最新レポート、ウェビナーを活用したセミナーのおもに3つを展開予定だそう。基本は無料のようで(会場では一部のセミナーは有料で人数制限もありでしたが)うれしい対策です。会場は毎年東京ビックサイトなので、関心があってもなかなか行けない人も多かったと思いますが、これならどこからでも参加OK。個人的には学ぶこと、新情報を仕入れることがとても多いので、貴重な機会だと思っています。コロナ禍で、本当に一気に「Net上での展開」が進みました。コロナ禍が過ぎても、リアル(会場)とWEBとの併用は、多くの人に機会を提供できますね。 詳細(HCRのHP) → リンク

住み替えから退居へ

厚労省:第182回社会保障審議会介護保険給付費分科会より

昨日に続き社保審資料の「高齢者住まい事業者団体連合会提出資料」からです。興味深いデータがありました。現在の民間施設は介護付有老、住宅型有老、サ高住の大きく3分類にできますが、それぞれの入居から退居の移動がどうなっているか。自立型も介護型も混合なら少々偏向的な一面も感じますが、世の施設のほとんどが介護型であることを考えると、要介護者の住み替え傾向がある程度見えます。いずれもその多くが病院や診療所からの入居。これは「自宅には戻れない」を表しているととれます。中でも「自宅」からの移り住みには各施設で少し差が出ています。自宅→サ高住が多くなっているのは、サ高住の激増もありますが初期費用が低価格に感じる部分でもあるかと思います(入居後に予想外な展開も多いのですが)。一方で、退去に関しては「死亡」が多く偶発的な面を含んでも「看取りの場」にもなっている様子がうかがえます。サービス包括型の介護付がもっとも死亡退居が多いことにも頷けます。住宅型・サ高住は介護付に比べると他施設への移動退居が多く見られます。サービス外付けや人員体制の差が出ているのかなと推察します。個人的には、地域別・自立/介護別にこのデータの詳細が知りたいところです(;´∀`)。

在宅介護の持続性

厚労省:第182回社会保障審議会介護保険給付費分科会より

8/19開催社保審資料の中の訪問介護に関するデータ部分です。先日も介護労働実態調査で訪問介護職員不足に触れたところですが、有効求人倍率が2019年度で15倍以上!1人のヘルパーに15事業所が求めているということです。もちろん施設職員も4倍以上と相当な求人倍率ですが、訪問介護職員不足の異常さがわかります。その訪問介護職員の年齢構成は、60歳以上が39.2%とほぼ4割。施設職員の60歳以上は17.3%ですからその差は明確。課題は60歳以上(70歳以上も10.5%!)の方々がいずれ遠くないうちに退職された際に、訪問サービスは維持できるのか?訪問介護事業所数は、平成29年の33,445ヶ所をピークに30年、31年と減少しています。要介護人口(在宅)は増加の一途であるのに。昨年以降のデータはまだですが、今年コロナ倒産も散見される中、「在宅介護」の脆弱性をヒシヒシと感じるこの頃です。

世界は広い

本の話が続いてしまいますが、週末読み終えたのはこれです。ほとんど仕事や勉強に関係のある読書ばかりしているので、ちょっと息抜き。のつもりが!この本は厚さ約4㎝、700頁の大書。なんといっても重い(;’∀’)。池澤さんの本は、20代の頃読んだ「マシアス・ギリの失脚」が非常に印象に残っているのですが、昨今では文学集を編纂したり、新刊本の評論が多いようで、この本も長年某週刊誌に寄稿した評論をまとめたもの。問題は、全ての本が面白すぎて、読みたくなる(;’∀’)。幅広いジャンルでいかに自分がモノ知らずか認識させられるのです。とはいえ。自分の研究対象の本を中心にせざるを得ず、合間に読もうと抜粋して「息抜きで読む本リスト」にいくつか加えました。それにしても、この本のタイトル、こういうセンスが大好きです。

老後格差は機会格差による結果格差

タイトルに目を引かれて図書館で借りました。大学の先生が書かれた本にしては、研究書というより一般読者向けの読みやすい内容です。「格差」とは何か。大別して「結果の格差」と「機会の格差」がある。前者はわかりやすく言うと貧富格差、後者は教育や就職に平等な機会があるかということ。機会は結果の前提となるものなので、高齢期の格差はそれまでの人生における格差の結果ともなるわけなのですね。経済学者なのでさまざまな視点から分析されているのですが、健康格差=所得格差の例もあり、アメリカで55歳の人の平均余命と所得階級をデータ化すると、所得上位10%の人の平均余命は男性34.9年、女性35.3年、最下位10%は男性24.2年、女性25.8年と、なんと10年以上の差があります。なぜ経済大国アメリカの平均寿命が低いのかは、貧富格差(医療保険の未加入が多い)が最大の原因のようで、結果的に低寿命の多さが平均を低くしてしまうようです。なるほど。ただ、後半では「単身高齢者は不幸」論調気味なのでちょっと個人的には違うのでは~(^_^;)でした。