老老親子介護

ドキュメンタリー映画「99歳母と暮らせば」を観てきました。ほのぼの介護とでもいいましょうか。つくづく介護とは、介護する側・される側の性格が大いに関係あると思ってしまいました。画面に現れる以外に難しく厳しいこともあると思うのですが、脱力させてくれる場面が多い(;´∀`)。99歳母を71歳息子(次男)が同居して介護。要介護2で通所や訪問も利用しながらですが、なかなか大変。認知症というより、老化による心身の不具合と感じます。天然キャラのお母さんにはホントに笑わせてもらえます。幻覚にもちゃんと合わせる息子さんも素晴らしい。晩酌を欠かさないお母さん、すてき(*’ω’*)。映画館は8割位の入りでほぼ高齢者でした。

ぼけますから、

 

昨日、映画「ぼけますから、よろしくお願いします」を観てきました。当初ミニシアター上映だったのが、シネコンまで拡大されるほどの話題作。いや、参りました。あらゆる角度から言いたいことがありますが、老親をすでに見送った人も、今悩んでいる人も、これから不安の人も、全然関係ない人も、感じることがあると思います。監督は私よりちょっと年上の独女(笑)。親(実家)は広島の呉で監督は東京、いわゆる遠距離介護(見守り)です。まず、よくもここまで実家の状況(プライバシー)をさらけだしたなと驚愕しました。決してキレイな環境ではない実家、親の状態、etc…。映画は悲しくありません。映画館では100分間、ほぼ笑い声が多かった。たぶん「うちも同じ」と思える。介護も病気も深刻な中に、時々笑えることが起こる。これって大切ですね。「泣きながら撮った1200日」だそうですが、画像を見ていてハラハラします。親のその状況に手を貸さずカメラを回していいのか?でも、それが重要だったのかも、と後から感じました。ともかく95歳のお父さんがすごい!腰は曲がり耳はかなり遠い。でも、男前(笑)で超超ポジティブ!よかったら映画見てみてください。もう1回行こうかな。ちなみにタイトルは、お母さんが新年にもらすセリフです。

問題が起きる原因は

 

現在公開中の「華氏119」(原題Fahrenheit11/9)を観てきました。マイケル・ムーアは大好きな監督です。アメリカの社会問題(社会保障や福祉)を、自ら突撃取材し映画化しているのですが、深い内容とともに編集も素晴らしい(笑)。今回は反トランプ主流ながら、大統領選の裏側、公的水道汚染、高校銃撃事件、教職員の低賃金など広く社会問題が暴露されています。いや、ほんとに怖い。そして関係する政治問題も!恐ろしいのは政治的に「緊急事態」が作られ(フェイク)、存在しない問題を解決するために様々な法律を制定されてしまう、これは日本でも起きているのではないか。現在の社会保障問題も同様ではないか、と。日本は他国に比べると皆おとなしく「社会運動」が極端に少ない国。ぬるま湯にひたっていず、おかしいことはおかしいと言って行く必要を痛感します。ちなみに、映画は堅苦しくなく監督独特のコミカルな編集なので冷笑しながら楽しみ、怒れます(笑)。

人生を輝かすには

 

少し前の話ですが、イギリス映画「輝ける人生(原題:Finding your feet)」を観てきました。昨今高齢者が主役の映画やドラマが増えましたが、この映画もほぼ高齢者ばかり、出演者に申し訳ないながら「美男美女」がまったくいません(;’∀’)。様々な日常の問題をこれでもかと盛り込んで、2時間退屈せず楽しめました。広告には「ダンス」が中心のようにPRされていますが、それはほんの一つのエピソード。殻を突き破る!がテーマかな。終末期ガンの治療をせず、自然死に向かう主人公のお姉さんがとてもいい味を出しています。トシとともに価値観を狭め、「今の領域」を守ろうと保守的になりがちですが、ときには立ち止まって「本当にそれが自分にとって正しいのか?」を問うことも必要ですね。最近いろいろ思うこともあり(;’∀’)、「周りに惑わされるのではなく、自分自身が考えること」を実感しています。

民意とは?

 

少し前の話ですが、映画「ウィンストン・チャーチル」を観ました(原題は「Darkest hour」。日本での副題は「ヒトラーから世界を救った男」で、大戦時の緊迫した数日間の話が展開されます。1940年欧州各国がドイツに占領される中、英国は徹底抗戦か交渉か…。去年観た「ダンケルク」の裏側ともいえ、当時チャーチル首相は66歳(映画では80歳位に見える)。究極の選択をどうするか、閣僚間では妥協に向かう(ヒトラーに伏す案)中、チャーチルは御用車から脱走して地下鉄に乗り、一般市民に意見を聞きます。ここがとても感動的。市民の意見を聞いたあと、国会での長い長い演説なのですが、これが感動最高潮!この役のゲイリー・オールドマンは、アカデミー主演男優受賞。さすが!の演技でした。我が国のカウンターパートの演説など比にも及ばない(苦笑)。「市民の声」が反映されているとは思えないですもの。今日は(も)緩い話題でしたが、人が人を感動させるのは、底にある共感がないとダメですね。

人工知能を信じるか

 

金曜日にAIケアプランの話を書きましたが、今日は映画の話。69年公開の「2001年宇宙の旅」。当時、幼少時なので(;’∀’)リアルタイムでは見てませんが、大学生の時に初見で大変衝撃を受け、その後何度も見直しています。50年経った今でも新鮮!中身は宇宙船搭載の人工知能(AI)HAL9000が狂いだすのですね。怖いですね、ドキドキですね(;’∀’)。このときIBMが技術協力し、最初ロゴを入れていたそうですが、狂っちゃうのでロゴ消ししたとかしないとか(笑)。ちなみにHALはIBMの1文字前です。さて、完全に絶対間違いがない(人間は間違う)コンピューターを信じるのか、人間が自分の直感や経験からの判断を信じるのか、見てない方には申訳ないのでここまでにします。キューブリックの映画は他も「怖い」です。でも見ずにはいられない、人間の奥深い心理を見せつけられます。2001年の話に戻ると、最初と後半が哲学的で理解不能に陥ります。と、書いているとまた見たくなってきました(*’ω’*)。AIケアプランが同じ道に進みませんように。

自分の訃報いかに

 

映画「あなたの旅立ち綴ります(原題:The last word)」を観てきました。81歳のビジネスで成功した孤独で完璧主義の老女が、自分の死後、新聞に出る追悼文を生前に確認しておきたい、というところから始まる話ですが、冒頭の10分位の老婆の態度は将来の私!(笑)と思ってしまいました。他人に任せられない、自分でやったほうがいい、まあ、今でもそうです(;’∀’)。一種コメディでもあるので2時間退屈せず見れました。観客がいつもよりずっとお年を召した方が多く、我が事に重ねるのでしょうか(;’∀’)。あまり参考になる内容ではないですが、死後どう自分が評価されるか、本人はわからないので、他人から思われたいように自分の人生を送るしかないですね。主演はシャーリー・マクレーン、もうすっかりこういう頑固ババア(笑)な役ばかりになって、ちょっと気の毒な気もします。実例84歳、お元気でなにより(*^^*)。

孤独と一人暮らしは同じじゃない

 

ちょっとオタク話題ですが映画「ラッキー」を先日観てきました。主人公は90歳の爺さん(;’∀’)。名優ハリー・ディーン・スタントン(「パリ、テキサス」のトラヴィス役など)、この映画撮影の後、昨年91歳で亡くなっています。「死を迎える」テーマで、淡々かつ若干哲学的ですが(;’∀’)、味のある映画でした。ハリーの自伝的な部分も若干あるそうです。そして、エンドロールでビックリしたのが、主人公の仲良し爺さんが巨匠デヴィッド・リンチ監督であったと!80年代「ツィン・ピークス」で一世風靡した監督ですね。リンチ監督も70歳を超えてすっかりおじいちゃん!なかなかエッセンスのある役柄でした。主人公は突然倒れて病院に運ばれ、初めて「死」を意識するのですが、ヘルパーを雇うことを勧める医者に「孤独と一人暮らしは同じではない」と言い放ちます。田舎町で誰もが誰もを知っている環境の中で、やっぱり淡々と生きていく。なんだか爽やかなエンディングでした。

30年後の世界

 映画の話です(;’∀’)、同じ映画を数日後にもう一度観てきました(しかも同じ席)。現在公開中の「ブレードランナー2049」。大学生時代から映画はたくさん見てきており、マイフェイバリットは1982年公開の初代「ブレードランナー(2019)」。35年前の映画ですが、何度見直しても古さを感じない、そして本当に奥の深い映画なので、オタク研究家も多くいます。今回公開の2049は30年後を描いています。2019に登場した俳優さんが2名出演していますが、そのままトシをとっており、1人は誰もがご存知のハリソン・フォード氏。実齢75歳。うーん、確かに35年の経年はこう老化するのかと、生命の不思議さに驚愕します。いやいや、自分も同じだけ老化している(笑)。35年経っても主題は「命」「人間とは」を描いており、古来、誰もが「答」を追い求めるのかな、と。ほぼ3時間という長時間映画ですが、公開中に再再度行こうかと(笑)、すっかりハマっています。

80歳以上指定(笑)痛快映画

 今日は軽い話題で(;’’∀’’)…。映画「ジーサンズ」を観てきました。しかし、この邦題ちょっとひどすぎ(-_-メ)…(原題はGoing in style)。労働者だった80代の爺さんたち、会社のM&Aや海外移転で年金がゼロに!(アメリカの年金制度は日本とは異なる)。その他にもいろいろな問題があり、考え付いたのが「銀行強盗」(;”∀”)。完全にコメディなのですが、ホロっとくるところや、なるほど、と思うところなどいろいろあってとても楽しめた映画でした。しかし主演の有名男優さん達、実年齢が80~84歳。すごい!かっこいいです。さらに、32年前大ヒット「バック・トウ・ザ・フューチャー」のドクこと、クリストファー・ロイド氏もまだら認知症役で出ていました。世界的に高齢者がテーマの映画が本当に多くなったと感じます。それだけ、どこの国もいろいろな課題を抱えているのでしょうね。社会派シリアスなモノもいいのですが、明るい気持ちになれる(ある意味高齢者の自虐)映画は、高齢であることをポジティブに捉えられます。これからどんな高齢者映画が出てくるか、楽しみです。