調査会社の東京商工リサーチによりますと、2020年の老人福祉・介護事業の倒産件数は、過去最多の118件になったとのこと。12月初旬に12/2までの件数を発表、112件でしたので、年末までに6件が倒産に至ったということですね。最も多いのは「訪問介護事業」、続いて「通所・短期入所」です。しかしコロナ禍がなくても、この5年位はこれらの倒産件数が多く、それほど数字に差はありません。コロナそのものよりも、直接間接は別にして「介護職員の確保」がもっとも原因なのではないでしょうか。介護報酬改定も発表されました。介護の仕事がしやすい環境として反映されているか、まだまだと思いつつも利用者とサービス提供者の利害はトレードオフ、難しい問題です。