若くして介護をする人

先日NHKで「ヤングケアラー」についての報道がされていました。ようやく厚労省も調査に着手とのこと。私自身も「こんな若い人が介護離職?」と最初に感じ始めたのは、もう7,8年前です。企業の福利厚生で従業員向け介護セミナーが多くなり始めた頃、終了後に個別相談されたケースがいくつかありました。20代、30代前半の男女。若年性認知症の親、親の代わりに祖父母の介護など、個別の事情はそれぞれでしたが「もう無理なので仕事を辞めなければ」「介護殺人になりかねない」という深刻なもので驚きました。さまざまな事情がありますが、まだ介護休暇が取りづらい時期だったと思います(親族関係では無理な場合も)。先日の報道では、さらに若く高校生が祖父母の介護で進学をあきらめるという内容もありました。介護は非常に個別性が高い、ということを現場の方々は痛いほどわかっていると思います。AIで判断できるものではない。ズレつつある最近の介護制度、ぶれないためにも最初の理念に基づいて考えてほしいと感じます。