11/25 横浜で会場セミナー

本日はPRです(*’ω’*)。11月25日に久しぶりに横浜で会場セミナーがあります。いつもは大きな会場の新都市ホールで300人規模で実施されていましたが、コロナ感染防止を考慮され、会場を小規模化し間隔を開けて少人数での実施ということです。かなり少人数なので抽選必須ですが、WEBよりやはり会場だ!と思われる方はぜひご応募ください。内容は「高齢者の住み替え基礎知識」が中心です。初心者向けです。

昭和団地の美

高齢化率が著しい場所を「限界集落」と言われますが、昨今いろんな「限界〇〇」が名称化しています。いずれも「年数を重ねて耐久年数超過気味」を指す。高齢化率の高い集合地としては、都市部の団地。ほぼ50%前後といわれています。その団地のお仕事に今年関わっているのですが、確かに「昭和」な団地ながら美しさも最近感じるようになりました。「団地マニア」もいるそうで、全国津々浦々の団地を訪れるそうです。5階建てEVなしというバリアだらけの昭和団地ですが、効率的な間取ですし、よくよく団地を見てみると、昨今のマンションなんかよりずっとゆとりがあります。建物と建物の間には通風や採光がたっぷりと考慮されており、圧迫感がありません。いま、このような建物を都市部で建つことはまず無理でしょう。それでも、EVなしの住宅に住む高齢者の苦労はかなりのもの。ハード・ソフト両面で変わらない生活と建物を支える工夫ができたらいいなぁと規則的な団地群を見て思ってしまいます。

経済回復とリスク

9月以降は外での仕事も増え、公共交通機関を利用することが増えています。新幹線はまだ空席が多いかなと感じるのですが、先日飛行機に乗る機会があり「満席(Wブッキング)のため〇名を次便への振り替え」を募集するアナウンス。待合の椅子は間を開けるようにしているのに、あの狭い機内がホントにギュウギュウ満席でびっくりしました(*_*)!Go Toのせいかな(;’∀’)?国内線はせいぜい1~2時間ながら、少々恐怖を感じました。ホテルもビュッフェだった朝食がお弁当になっています。利用する側も不安ですが、提供側(乗務員やホテルスタッフ)は、不特定多数と接する仕事なのでもっと怖いだろうなとつくづく感じるこの頃です。一方で旅行ツアーで自己申告の見逃しのためツアー内クラスター発生なども報道されました。人に接する仕事は少しの油断がこの時期命取りです。緊張感が続く今の状況ですね。

 

29泊ルールの隙

在宅介護サービスのひとつ「ショートステイ」は、最長29泊30日というルールですが、実際にはもっと長く利用する人もいます。29日までは介護保険で利用し、その翌日1日は「全額自費」、そしてまたその次の日から連続利用…を繰り返す。なんとも制度の隙をつくという感じでしょうか。これが要介護の人のみ対象で、要支援には適用がなかった、連続で使えるということを今さら初めて知りました(^_^;)。今回の改正案で要支援も同様に29泊ルール適用という方針ですが、そもそもズレている議論ではないかと感じます。それだけ長期利用が必要な人がいるということは、ショートステイが必要なのではなく、住居としての施設(特養等)が必要ということですよね。介護施設に限らず、私の研究対象の自立型高齢者の居住についてもそうですが、日本の「施設に補助」ではなく「本人に補助」をすれば、公的施設でも民間施設でも使えるようになります。でも。根強い日本の旧態依然とした国策の影ですね(-_-)…。

住宅政策の根っこ

「マイホームの彼方に」(2020)平山洋介、筑摩書房

神戸大学の平山先生が今年出された本で、非常に興味深いものでした。学術書なので一般の方にはおもしろくないと思いますが(^_^;)、「住宅政策」に的を絞り緻密な記録を辿り分析しています。大学院時代の論文で住宅史は一通り調べたつもりでしたが、知らないことも多々あり、なるほど、こうやって日本は他先進国にはない独自の(そしてまやかしの)住宅政策が繰り返されきたのだ、と。それにしてもこの画像の部分ですが、今こんなこと官僚が言うと大問題になる、ビックリでした。この前段階の話もかなり衝撃なのですが、戦後、厚労省の福祉的住宅の考えと建設省の市場(経営的)住宅の考えはある意味縄張り争い的な部分があったのですが、「建設省が考える公営住宅は最低辺の階層は相手にしない」「貧乏人は切り捨てる」「お荷物になるひとだけを優遇していたら、日本国家の再建はできない」と述べています(途中端折ってます)。この流れって結局今に至るまで変わっていない。だから「サ高住」推進なんですね。わかってはいたけど、欧州の住宅人権の考え方と日本の自己努力主義の隔たりにあらためてため息です。

認知症、いろいろな立場からの考え

コロナ禍中、WEBでの情報発信が増えているので会場に行くよりハードルが下がっています。が、結構面倒(苦笑)。便利なのに面倒というパラドックス。ここ数日で、HCR(国際福祉機器展)や日経新聞の認知症シンポジウムの一部を視聴してみました。HCRのWEBセミナーは昨年版ながらマリア・パーソンズさんの英国の認知症の現状レポートが「住まい」もからめて興味深いものでした。日経シンポジウムは終日なので気になる部分だけ視聴してみましたが、若年性認知症本人の方々の出演は認知症ノーマル社会を知らしめると思いつつも、少しつらい部分も感じました。しかし日経の冒頭で厚労省の挨拶、ペーパーを持ちあげて棒読み(;・∀・)、テーマを考えればもう少し熱意の感じるパフォーマンスできないもんかな、と個人的に思ってしまいました。ディスカッションは有意義で、LIVEの良さですね。来月伺う福岡市の市長(お若い!)も出演され、頼もしいお話をされていました。いろんな立場での人々の意見を聞く機会は貴重です。

 

サ高住での暴力事件

「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」より

昨日新聞の片隅に兵庫県のサ高住で職員による入居者虐待の記事が掲載されていました。逮捕された介護士は57歳、被害者は88歳とのことで余罪もあるようです。「イライラが爆発した」とのことですが、こういうことが繰り返され度に今の人員配置緩和の方向との乖離を感じます。気になったのでこのサ高住を情報提供システムで確認してみました(フォームを度々変更するので見づらい!)。賃貸借契約になっており、介護は基本外部から提供のはず。グループ会社からでしょう。月額は7.8万円(家賃4万、共益2.8万、生活支援1万)と低額、これに食費が3.9万円と介護保険自己負担。退居は特養や療養病院へ100%なので待機利用が多いのでしょうか。入居者特性は比較的若い層(といっても75~84)の割合が多く、なのに重度介護比率が高く、サ高住の介護度は平均的に低い中で重度の受け皿になっていたことが推察されます。サ高住と介護は本来別モノなのに一緒にされる報道の在り方(現実的に同一ですけど)、理想と現実のギャップに、重い気持ちになります。

 

高齢者の住まいの見学

昨日は横浜でWEBセミナー(Live)でした。先月末に事前に収録した自立型有料老人ホーム見学の様子を交えながら、「ホームの見学チェックポイント」を解説しました。本来であれば、現地に行ってしっかり見学しながらのセミナーですが、まだまだコロナ感染防止のために集団での見学は難しい状況です。ご担当の方に伺っていても、コロナ以降「見学はしたいけど、この状況では外出しづらい」とおっしゃる方がとても多いようです。ごもっともです。それでも高齢期の時間は待ってくれない。本当にジレンマですね。外出を促すわけではないのですが、充分対策をとってお出かけすることも大切だと感じます。「コロナフレイル」という言葉ができたように、「控え」で違うリスクも発生します。施設クラスターは私の記憶では「自立型」では出ていません。こういうときだからこその施設の取組みも見ることができますね。

 

コロナと施設面会

10/14に厚労省がこれまでのコロナクラスター発生数を発表しました。10/12時点で1601件、最も多い場所が飲食店400件、企業等337件。意外と職場ルートも多いのですね。福祉施設(介護含む)は295件、医療機関288件とのこと。危機管理を徹底することにより、厚労省としても施設の面会制限の緩和を示しました。これまでは「面会制限」を厚労省として指示していました。通知では、①面会時間は必要最小限で1日の回数制限、②換気可能な別室で行う、③来訪者は施設内のトイレを極力使わない、などを要請。もちろん発熱者は不可、マスク手指消毒も必須です。感染防止と人のコミュニケーションはトレードオフで、どちらかを重視するとどちらも違うリスクが発生します。オンラインコミュニケーションも活躍していますが、やはり「相対」する大切さは代替できない部分もあります。一人ひとりが「染らない、染さない」意識で乗り切るしかないですね!

会場でのセミナー

コロナ禍以降、WEBセミナーが多くなっていましたが、会場開催も徐々に増えつつあります。土曜日は京都で通常の半分定員で開催したのですが、早くに満席、午後に増設しましたが満席で盛況でした。2人掛け机に1人ですが、お二人参加の方は1テーブルにするなど工夫しての開催でした。昨日は「高齢期の暮らしの設計」をテーマに「自宅派」と「住み替え派」について、それぞれのリスクポイント、共通のポイントなど介護を中心にお話したのですが、中に私の個人的事例(笑)も入れてみたら、結構好評でした(;’∀’)。エラそう~に話していますが、「あなたはどうなの!?」と思う人ももちろんいると思います。私自身も老後を真剣に見据えるタイミングですので、聴講くださる方と同じポジションでこれからもお話していければと考えています。1ヶ月後の11/17の講座も増設分まで満席になりました。ありがとうございます<(_ _)>!