高齢者の住まいはトレードオフ

 

昨日の続きでリバースモーゲージを利用した高齢期の資金ですが、決して違法でも悪い方法でもないのですが、そのメリット・デメリットは充分理解しておいたほうがいいと思います。昨日は分譲シニアマンションを一括購入後、すぐにリバモ設定、死亡もしくは退去時に買取(相殺)という流れではないかとう想定でした。事業者側で考えてみると、最初に分譲で売却したらそこで利益が出ています。その後、リバモを設定し金利で収益、そして最後に自己査定で買い取った場合、他社競合がなく低価格で買い取ることができる。それを転売なりすれば、またそこで収益が出る。リバモも金融商品ですから、不動産会社自体ではなく、関連会社や提携金融機関で設定するかもしれませんが、高齢者が「買取保障」という言葉に飛びついて損をしないのか、心配です。コトバのバイアスというか一種トラップに陥ることは、高齢者に限りません。メリットの裏には必ずデメリットがある、ハイリスク・ハイリターンの原則を忘れてはいけません。

高齢者の理解が得られるか

 

住み替え検討者から、分譲シニアマンション購入の話を聞き、いつも通り個人的には賛成しかねる旨話したところ、そのとき聞いた話。一般的にシニアマンションは「現実的に」売却しづらい。そこで、不動産会社は買い取り制度があるといい、毎月金利だけ支払ったら最後に買い取ってくれるとのこと。又聞きになるので事実はわかりませんが、おそらく①現金で一括購入(分譲)、②その後すぐにリバースモーゲージを設定、③取得物件なのに毎月金利を払って死亡(退去)時に一括返済(相殺)という流れなのだろうと察しました。私の予感が事実なら、ちょっと恐ろしいビジネスモデルだと感じます。事業主体全く損しません。日本のリバモは金利が高い。ざっとNetで調べたら2.9%から15%。通常の住宅ローンは0.4~1.3%程度。そもそも高齢者がリバモを正しく理解できるのか?今後消費者トラブル発生の予感がなきにしもあらず…。