介護事業所の実地指導効率化

 

微妙な問題ながら気になる、厚労省から自治体に出された「介護事業者への実地指導の標準化・効率化の指導」。実地指導の基本は、6年に1回は自治体により介護施設等現場で運営状況や書類の保管状況、人員体制などを調査(問題点は指導)するもので、各施設はこれが来ると少々大変です。5月末に出されたものは、効率化という名のもとに、確認項目を相当減らすもの(事業によっては4分の1に)。増加し続ける事業所の確認をチェックするのは大変ではありますが、施設での様々なトラブルが増えている中、減らしていいのだろうか?「品質維持・改善」が目的では?そもそも抜き打ちでなく、1ヶ月前などに現地入りが予告されます。真摯に運営している先には負担もありますが、悪徳事業者摘発のためには、しっかり確認してほしいと思うのですけどね。

老後の資金

 

日銀の「金融リテラシー調査」2019年版が、先日公表されました。ちょっとびっくりなのは、50代の人の自分の公的年金についての意識の低さ。先般より老後資金不足2000万円が大騒ぎとなっていますが、さもありなん、という気がします。50代といえばリタイアも視野に入り、自分の老後と親の老後が重なる時期。お金の問題はとても大きいはず。年金受給額(見込み)がわからないと、当然老後の必要資金予測もたてられない。さらに調査では、資金計画を作っていない65.4%、確保していない人73.9%と前回より上回っているとこと。国は「いくら足りない」を示すのではなく、個々人の人生設計、資金計画を自分で作ることの重要性、勉強の機会を与えるべきでは。仕事がら30代から老後が怖い私(笑)には、信じがたい調査結果でした。

田舎のプライバシー

 

先週末実家に行っていました。今年は1ヶ月に3,4日実家に滞在していますが、近所の人達とも話をするようになりました。近所の人といっても高齢者ばかりで(;’∀’)、昔はオジサン、オバサンでしたが今は爺婆です。でも何十年経っても、どれだけ離れていた時期が長くても、地縁ってすごいなと感じます。ずっと住んでいたように喋れる(笑)。「それは誰の話?」というのも出てきますが、まあテキトーに合わせて乗り切りっています。いずれにせよ高齢ひとり暮らしの親が、何かとお世話になる可能性もあるので愛想よく(;’∀’)。一方でよく「見られてるなー」というのも感じます。「〇〇へ行ってたねー」「工務店の車(改修打合せ)来てたねー」など言われる。母はそういうのがキライらしく(;’∀’)、ようは近隣の見守りというのはプライバシー問題と安全が紙一重、と実感してしまったのでした。のんびりな田舎ですが。

加齢と眼

 

今日は私事です。基本的に元気な人生を歩んできておりましたが、どうも今年はいろいろと崩れがち(;’∀’)。昨日、目のレーザー手術(日帰り)をしました。網膜格子状変性硝子体牽引という、中国語のような(笑)術名です。年に1度は眼科検診に行っています。目は一般検診には含まれないですし、万が一何か目にあるととても困ります。特に最近右目だけ老眼が(笑)進んだ気がしたのですが、先生はドライアイに加え、左目の網膜が薄く引っ張られていてほっとくと穴があくかも((( ;゚Д゚)))、とのこと。そこでレーザーで固めて補強することに。瞳孔を開ける薬でしばらくフラフラが大変でした。さらにショックだったのは、「ちょっと白内障の気配があるね」ってΣ(゚д゚lll)!がーん。まだ何もする必要はないそうですが┐(´д`)┌。加齢が医療費上昇を実感するこの頃です。

大手企業という看板

 

朝刊で気になった記事、かんぽ生命保険の不適切契約問題です。先月から乗換勧誘での問題が発覚していましたが、さらに二重払いや一時無保険、顧客に不利益な話はしない、など露呈されています。この原因は過酷なノルマがあるとか。某新聞社には記事露出後、相当数の内部告発もされているそうです。保険だけでなく銀行や金融以外の大手企業でも、「ノルマ」ゆえの顧客不利益営業が後を絶ちません。さらに、その標的は高齢者がなりやすい。「顧客第一主義」とアピールしながら、実態は真逆。朝刊の違う頁には、コンプライアンス(遵守)をどこの企業も方針にあげるが、最低限守ればいいというコンプラ遵守ではなく、「信頼」の提供だろう、と。まさしくそう思います。これは、介護業界にもあてはまります!「大手だから信用できる」というのは、過去のことと思ったほうがいいでしょう。

介護事業者の倒産増加

 

先週調査会社の東京商工リサーチが、2019年の上半期老人福祉・介護事業倒産件数を発表しました。2年連続で前年同期を上回り55件。そのうち有料老人ホームやサ高住などが10件とのこと。トップは訪問介護事業32件と前年同期の18件より大幅増。原因はヘルパー不足にあるようです。このままでは、ますます今後の在宅介護がハイリスクになっていく。先週のシンポジウムでも「高齢者含む一般市民も人任せではなく、知識情報を得て考えないといけない」と話が出ていましたが、その通りです。国の施策は、方向性がしょっちゅう変更され、縦割りで全く違う方針が出たりと、不安・不信が募る。そこには一本筋の通った理念がないからと思います。誰のための、何のための制度なのか、、、。

高齢者と単身社会

 

先週金曜日は社会福祉シンポジウムに参加してきました。大テーマは「身寄りのない人と社会福祉」。分科会では「入退院・入退所時支援、住まいの確保における身元保証」に。昨年参加者が300名程度だったのが今年は500名を超えたそうで、このテーマがいかに今世間に関心があるかわかります。個人的には有料老人ホーム等への入居時の「保証・引受」の問題を持つ方が増えていると実感していますが、実際病院や介護施設でも多いそうです。厚労省は以前から病院や施設の保証人を必須条件にしてはいけない、という通達は出していますが、実態は9割が必要としているとか。ただ経営面でのリスクも大きい。通達だけでは意味がないですね。一方で民間の保証ビジネストラブルも注意喚起されています。『単身社会』、喫緊の課題です。

高齢者の所得データ

 

7月2日に2018年の国民生活基礎調査が公表されました。新聞などでは、所得の部分中心に記事になっていました。いつも言うことですが、高齢者世帯の所得は、厚労省公表と総務省の家計調査で大きく乖離がある。厚労省の「高齢者世帯」の構成(公的年金のみ所得が51%)と総務省の「無職高齢夫婦」との違いがあるかもしれませんが、それにしても差が大きい。穿って見ると(;’∀’)、厚労省は高齢者の収入を多くして社会保障の個人負担を増やしたい、総務省は収入が低いから国民に老後の自助努力(先般の2000万円不足にもつながるデータ)を促したい、といったバイアス・データでは、と。いずれにしても、データは統一してほしいですね(◞‸◟)。

IT化と高齢者

昨日は大阪で「人生100年時代、変革する金融サービス」(日経主催)というシンポジウムに参加してきました。300人の会場は98%は男性(苦笑)で、業界人よりも一般高齢男性が多いように感じました。タイトルと違って高齢期のリスクの話も多く、そのあたりを専門研究とする身にはあまり関心が深まる内容ではなかったのですが、参加者の反応を見ている方が興味深かったです。多くのシニア世代は情報が少なく、さらに社会変化のスピードに振り回され、どう老後の情報を入手すべきか難しいのだと感じます。流行りの(?)ビッグデータの話も出ましたがもう自分に何が関係あるのやら(;´∀`)…。でも「知っている」のと「役立たせる」は別なんですね。自分事にどこまで感じられるか…

ホーム入居は長生き(*’ω’*)

 

先週伺った有料老人ホーム(自立型)で立派な30周年記念誌を頂きました。ホーム開設の由来、歴史、創業者の思いに加え、入居者の方々の寄稿が興味深く、隅々まで読ませてもらいました。最後にデータも載せているのですが、おや~!と思ったのが、入居者の平均年齢の推移。もちろん国の発表する平均寿命より長生きされていますが、女性より男性のほうが高い!H26年時点ですが、男性87.9歳、女性86.5歳だそう。入居者比率は当然男性のほうがうんと少ないのですが、ホーム暮らしは男性のストレス軽減なのかもしれないですね。ちなみに創業時の昭和60年当時は、男性76.6歳、女性73.4歳と10年以上お若いのでした(;’∀’)。