微妙な問題ながら気になる、厚労省から自治体に出された「介護事業者への実地指導の標準化・効率化の指導」。実地指導の基本は、6年に1回は自治体により介護施設等現場で運営状況や書類の保管状況、人員体制などを調査(問題点は指導)するもので、各施設はこれが来ると少々大変です。5月末に出されたものは、効率化という名のもとに、確認項目を相当減らすもの(事業によっては4分の1に)。増加し続ける事業所の確認をチェックするのは大変ではありますが、施設での様々なトラブルが増えている中、減らしていいのだろうか?「品質維持・改善」が目的では?そもそも抜き打ちでなく、1ヶ月前などに現地入りが予告されます。真摯に運営している先には負担もありますが、悪徳事業者摘発のためには、しっかり確認してほしいと思うのですけどね。