アウトカム評価

介護報酬改正の続きです。今回の目玉が「アウトカム評価」で、自立度が上昇した場合、事業者にインセンティブ(加算)を与えるというものですが、現時点での案を見ているとハテナも多いです(;´∀`)。自立度改善で3~6単位(人)の上乗せ。事業者からすると手間を考えれば低い。一方で利用者からすれば自立度が高まって費用が増えるってどうなんでしょう。この根拠は以前も記したバーセルインデックス(以下、BI)という10項目のチェックを使いますが、手間がかかる。毎年1月~12月が評価期間で、通所の場合6ヶ月以上利用した人が全対象、最初の月のBIを半年後のBIから引いた多寡を見て算定し、上位85%の利用者の値が0以上、報告割合が評価対象の90%を超えていること、対象者が20人以上いること、対象者に要介護3以上が15%以上いること、初回認定から1年以下は15%以下、など、介護事業所の利用者の入れ替わりもある中で、こんな面倒なことを3単位のために事業者が実施するのは疑問(苦笑)。何よりも「人」である利用者をまるで企業のコストダウン対策のように扱うのはなんだかな、と感じます。更なる詳細はまだ今後のようですが…

第7期介護報酬改正

昨日、半日寒いところにいたのでとうとう風邪の兆候が出てきました((( ;゚゚)))…悪化しないよう厳重注意です(≧≦)!さて、26日の社保審で4月からの介護報酬の算定構造案が出てきました。100頁近く、しかも毎回どんどん字が小さくなる(笑)資料を全部見てはいませんが、ざっと見てみると予定通り通所介護は1時間単位となり減算・加算がそれぞれあるようです。介護医療院もとうとう算定表に入りました。有料老人ホームの特定施設報酬も若干ですが上がっています。しかし、この複雑な算定表、一般国民が理解できるのでしょうか、うーむ(-_-)。事業経営者も事業の存続を左右されるほどの大事です。いつも思うのですが、これこそ机上の空論の「点数」ではなかろうか。「自立支援」を十把一絡げにできるのだろうか。昨日も記載しましたが、介護の問題はどんどん悪化しているような気がします。高齢者の尊厳を目的とした介護サービスはいつの間にか「目的」でなく「手段」になりつつあるような…(-_-メ)…

介護問題は悪化の一途?

ここ数日でまた介護に関する気になるトピックスが多く報道されています。介護報酬(介護を利用した場合の費用の根拠)で介護職員のお給料をよくする「処遇改善加算」について、職員自身が「実感がない・わからない」と答えた人が63%もいるとか。事業者側の問題だけでなく職員も意識していない場合もあるとのこと。東京で80代母と50代娘の介護を苦にした無理心中もありました。神奈川県で82歳夫を77歳妻が殺害し自害したケース。これも介護が原因とみられます。特に気になるのが長崎の施設で80代認知症女性が徘徊して死亡した件で、施設側の不備として損害賠償を地裁が命じたこと。裁判所は「入所者が施設を抜け出すことが予見可能だった」と指摘した判断ですが、では予見できれば阻止するためにどんな手段があるといえるのでしょうか。完璧に近い形で阻止するには拘束しかありません。この例の具体的な状況はわかりませんが、この審判により施設が「入居者を閉じ込める」方向に行かないことを祈るばかりです。介護問題、悪化としか見えないのは私だけでしょうか。

手洗い・うがい

今年もインフルエンザシーズンです。個人的経験では今までの人生で2回罹患しました。いずれも「電車内感染」と確信しています(苦笑)。予防として、私も必ず外出から戻ると手洗い&うがいは徹底しています。手洗いは、「医療手洗い」とも言われる医療従事者に一般的な「手指衛生」の洗い方がおススメだそうです。ツメの間、指の間、手首など充分に洗うことですが、ネットでも検索するとイラスト入りで出てくるので、ぜひ励行してみてはと思います。しかし、毎年のネタかもしれませんが、ここまで国民みんなが衛生に気を使うのは日本ぐらいですね(;’∀’)。トイレに行くたびに石鹸でゴシゴシ洗う友人もいて手荒れしそうでやりすぎと思うこともあります。逆に東南アジアの屋台などに行くと、「ひぇ~((( ;゚Д゚)))」という状態で食べ物が提供されたりしますから、きれいにすればするほど抵抗力もなくなるのか、と思ったり…。いずれにせよ、自分は元気でも高齢者や幼児などにうつさないよう注意をしなくてはいけません。

介護保険改正その後

1週間ほど前の社保審で、介護サービスの人員、設備の基準改正について資料が公表されました。全体的に「規制緩和」で、介護職員の確保が非常に困難な状況でやむを得ずということもあるのでしょうが発想が逆では。介護は人間に対する人間のサービス。その人の命や生活に直接かかわる部分ですから、本来は一定の品質を維持するために対策を考えるべきかと思うのですが。この中で特に気になるのが、以前から記している、訪問介護の回数を「全国平均利用回数+2標準偏差」を基準とすること。これより多い状況を否定するわけではないですが別途届出が必要に。しかし、その人の心身状態や生活環境では1日に短時間×回数を多く訪問が必要な場合もあります。「高齢者の尊厳」「自立を支援」という理念とどうしてもズレていると感じます。そして4月からの介護医療院。これを機に「病院(医療)」→「施設(介護)」とすることにより、医療費から介護保険への付け替えと穿ってみてしまいます(;’∀’)。来月には介護報酬の単位が公表されるでしょうか、どうなるやら。

介護と経済

先日まで読んでいた本。主流経済論とは逆の論で賛否両論はあると思います。書評を見ていても両極端な意見が多い(;´∀`)。個人的には半分は同意部分があり、あと半分は「そうは言っても…」が感想でしょうか。ただ盛山先生の「これまでに必要な財源、つまり税収を確保してこなかった」には一理あると思います。高齢化問題はすでに1980年代バブル前からわかっていたこと。増税を避けたい政治家、それを支持する我々国民も結果的には自業自得でしょう。私の周辺では「税金は増えてもいいから社会福祉を充実させるべき」という意見の人が多いです。世の中は老いも若きも将来への不安がとてつもなく肥大化している。こんな中では極力節約して預貯金して、それこそ政府が提唱する「自助」に向かいます。経済にとっては負の要素ですよね。経済状況が良いというのは、お金が流通するスピードが速いこと。高齢者人口が増えているということは、この人々の消費が増えなければ。昔のように金利が5%などになれば、高齢者達はしっかり利息で消費活動すると思いますけどね。国は破綻しそうですが(笑)。

サ高住に毎年300億円

昨日は首都圏の積雪で大変だった人も多いようです。冬だから仕方ないとはいえ、自然には逆らえないことを痛感しますね。しかし、先週の陽気からこのような冷たさに急激にさらされるとは堪えます(>_<)。さて、国交省はH30年度もサ高住整備事業に300億円の予算をとるようです。昨年、サ高住の倒産(しかも開設前)も増加しており、さまざまな問題も上げられているのに、まだサ高住を進めるのでしょうか。当初新築で1戸上限100万円だった補助金は部屋の広さに応じて上限135万円となっています。補助金が出るので建築会社も土地オーナーもサ高住づくりに精を出すかもしれませんが、この制度は入居者にメリットがほとんどありません。諸外国の高齢者住宅には入居者に家賃補助がつきます。いかに日本はサ高住を経済対策としか考えてないことがわかります。国民(高齢者)の幸せが第一では!昨今賃貸住宅の長期借り上げ不履行も問題化しています。居住福祉を学ぶ私としては、憤慨する住宅制度が多くて毎日ヽ(`Д´)ノプンプン!サ高住に300億も出すのであれば、その効果をきちんと計測してほしい。血税ですから!

他人にはわからない介護

先週実家で久々にTVしかもワイドショーを見ました(笑)。小室哲哉氏の問題、その後の引退報道云々、ご夫人の介護は相当大変なのだろうし、加えてご自身も病を患っていたとかで、華やかな芸能界といえども「実生活」は同じ人間ですから体も心も痛むはず。まだ二人とも若いゆえにもっとメンタルな負担は大きいかと。だから何でもありというわけではありませんが「介護」は当事者にならないと実感(痛感)できないものだとつくづく思います。今回は一般人から週刊誌に対する批判も多いようですが、消費者サイドがゴシップを期待する限り、誰かをとことん追い詰める社会はなくならないでしょう。身内の介護がより難しいのは「元気な時」が標準になっているから。私自身も一般高齢者には優しくできても実母には厳しい(苦笑)。たぶん、他人は「高齢者」と認識するのですが身内は「親」でしかないのかと。もちろん、優しい子(笑)も大勢いると思いますが、現実は大きな葛藤を抱えた子世代が多いはず。芸能人だと目立ちますが、大多数の市井の人々が直面している問題。やはり机上の空論で介護保険制度を考えてはいけないと感じます。

浴室リフォーム、その後

年末年始に帰省したところですが、また実家に行ってきました。高齢親はまだ自立で元気とはいえ、重要案件の判断・決定を任せておくには怪しげ(苦笑)。ということで、ことあるごとに実家詣でが必要になります。介護で毎日、毎週実家に立ち寄るといった人も少なくないと思いますが、その苦労は察するに余りあります。お正月にはお風呂の全面リフォームを検討したものの、「やっぱりやめる」と言い出し、部分的に手すりをつけたりシャワーチェアや滑り止めシートを使うことで対応することにしました。地域包括に相談に行くとすぐに現場チェックに来てくれて、必要な手配をしてくれました。介護認定は受けていないので全額自己負担ですが、母「税金などは一切使いません、自分で全額支払います!」(笑)。昔の老人「お上の世話にはならん」。税金っていうのもちょっと違うんですけどね(;・∀・)。介護になっても認定なんてしない!とか言い出しそうで怖い(笑)。手すりの工事はこれからですが、グッズだけでも相当良くなったそうです。福祉用具って本当に重要ですね。介護保険改正で利用制限の話が出ますが反対です。

独居世帯増

先週12日に、国立社会保障・人口問題研究所が「日本の世帯数の将来推計」を発表しました。2040年には全世帯の44.2%を高齢世帯が占めるとか。ほぼ半分に近いですね。しかも、高齢世帯の40%が一人暮らし。1980年代以降に未婚者が増加しはじめ、そのまま生涯未婚の人が高齢期に入ることも大きな要因だそうです。うーん、すみません、私です(笑)。周辺にも同様の友人・知人が多いです。男女雇用均等法施行の時期にも重なりますが、それだけが原因ではないと思います。それはさておき(;’∀’)、元気なときの自由奔放な一人暮らしと違って、加齢とともにどうしても「できないこと」が増えていく。この場合独居の非効率性は著しく高いです。だからこそ、国は自助・互助を啓蒙しているわけですが、掛け声だけでなく具体案が必要ですね。私の住むマンション(分譲)は、当初から女性独居が多くそのまま皆加齢しているので(笑)、まさしく上記の%に入っています。最近、顔を合わせると「老後不安」を語ることも多く、「何かあったときは助け合い」など言い合うものの、「どうするか?」をホントに考えないといけないなぁと思っています(だから、思っているだけじゃダメなんですが…苦笑)。自助の罠にはまってますね~┐(´д`)┌