自助を強要するなら

 今日は京都での有料老人ホームイベントに講師で呼んでいただきました。よく存じ上げている有料老人ホームの方々ばかりなので、アットホームな雰囲気(*‘∀‘)。来場者は420名とのことで当初の300席を超え後ろに臨時席を設けたそうです。大盛況でした。「なんでも相談コーナー」に、私も少し座らせてもらって多くの方の質問・相談をお受けしました。中には私がセミナーで注意喚起している「分譲型シニアマンション」を購入してしまい、退去したもののやはり相当な損害があったようです(売却価格が1/4以下に)。他にもサ高住を有料老人ホームと勘違いして入居したケース(事業者の方に伺っていても、最近サ高住から有料老人ホームに住み替える人が多いそうです)。国は「自助」を強要していますが、それならもう少しわかりやすい高齢者の住宅制度すべき。高齢期に自分で何とかしようと住み替え先を探して「失敗」してしまう人は、お金、労力、精神力に大きな負担を負います。せめて「ジャマをしないで!」。と、感じた個々のエピソードがたくさんありました…。

2018介護報酬改正は…

 先週「介護事業経営実態調査」が公表されておりましたが、このデータは確か選挙前に公表のはずが、影響があるかもとのことで(?)後ろ倒しされたかと。以前「社会調査のウソ」という本を読んでから、あまりこのようなデータは信じないようにしていますが(;’∀’)、現在真っ最中の来年の介護報酬改定の理由付けに繋がりますね。前回通所サービスが大幅減となりましたが、それでもまだ利益が出ていると言いたい感じがむんむん(笑)。訪問と通所が一番利用頻度の高いサービスですから、ここを削減すると介護財源には影響が大きいのですね。しかし、全国平均で見ると(万が一正しい数字としても)大きな間違いを犯します。介護も医療も平均データだけで判断できるものではないということをきちんと踏まえて検討していただきたい。利益を問題にするのであれば、最初から介護の市場化をすべきではなかった。今からでも遅くない、介護事業は「非営利」にしてはどうでしょうか。それにより少しでも品質を高めることにも貢献するような気がします。
話は変わりPR(*^^*)、明日31日メルパルク京都で有料老人ホームイベントがあります。講師で登場します。ご関心のある方はぜひ(^^)/

「在宅へ」の流れ

 「病院から在宅へ」「施設から在宅へ」の流れはどんどん強まっているようです。有料老人ホームの看護師さんに先日お聞きした話では、「『病院でもうすることはないので引き取ってください』と言われるため、最後の看取りはホームとなるケースがほとんど」とのことでした。「病院はすぐ退院」、かつての脳梗塞などの長期入院は短いと1週間程度となっていると聞きます。そんな中で、在宅での医療・介護の負担は増しているわけですね。一方で「介護離職を防ぐ」という。このアンバランスさを、縦割りの説明でなく国として説明してほしいもんです。が、そんな誠意のあることを期待できないし(;^ω^)、併せて国は「自助」を国民に強要しています。「自分でなんとかせぇ!」わかりやすく言ってほしいですね。感付いている人は自ら「終の棲家探し」を行うわけですが、自助という限りお金も自助です(;^ω^)。お金のない人は、もうここは居直るしかないです(キッパリ)。もちろんワタクシも含め。でも、周辺の同様の人達と少しだけ助け合うことはできます。これが互助。国にエラそうに言われる前に、自分たちで互助を考えていきたいですね。

財源と国民の生活

 来年の医療・介護W報酬改定が本格化してきました。「報酬改定」ですから財政的な議論がベースながら、制度や仕組み(国民のニーズ)とかけ離れた「お金」だけの話はなんだか違和感があります。本来行政たるものは、国民から広く拠出金(税金)を集めて、共同で国民の生活向上のために使うものであると考えます。でも最近は本末転倒してますね。記事の中には「一人暮らしの家を訪れ家事などを援助するサービスを月100回以上利用するケースもある」と非難していますが、発想が変です。一人暮らしだけど1日3~4回訪問し生活援助することで独居介護生活が成りたっていると解釈すべきことでは?もちろん個人差はあるでしょうが、問題があるとしたら介護サービスを受ける本人ではなく、その調整をするケアマネジメントでしょう。この部分を一律「1日〇回迄」などとルール化すると、たちまち「生活不能」な人が出てきます。社会福祉学の学びでは「個別性重視」が基本。介護は要介護度だけで判断できないし、まして個々人の事情が全く違う。まさしく個別性が必須です。医療も介護もどうも根本的な議論がずれている気がしてなりません( 一一)…。

トイレットペーパーの切れ目

 またまたトイレの話で恐縮です(;’∀’)。「高齢者でも使いやすいトイレ」にどうしても意識が向く性質で…。少し前にNetで「トイレットペーパーの三角折は不潔」のような記事がありました。でも、まず一般的に三角折するときは用を足す前ではないでしょうか。必要なペーパーを切り取った際についでに折る。なので不潔という観点に疑問でした。次に、最近のペーパーは薄い( 一一)。そうするとキレイに切れば切るほどその境目がわからず、何度もくるくるくるくる回して探すことが私自身多いです(まるでセロテープの切れ目がわからない状態)。これは高齢者はさらに焦るのではないか、と数年前に思うようになってから、私は必ず三角折するようにしています。そこでこの写真ですが、京都駅のトイレで「おお!これならキレイに切れずにギザギザになる、よって次の人が切れ目がわかりやすい!」とプチ感動し、思わず撮影してしまいました(;’∀’)。きっと私同様に「切れ目探し」で困った人がたくさんいたのでしょう。ときどき、こういうことにきちんと対応する日本の技術ってすごいな、と思います。くだらない話で失礼しました(`・ω・´)ゞ

予算シミュレーション

 最近、老後の「資金計画」をからめたセミナーでは、自称デジタル紙芝居(;’∀’)「Aさん」と「Yさん」のモデルを紹介しています。なかなか、自分でキャッシュフロー表を作ってみましょうとお伝えしても、「?」と思われる気持ちはよくわかるので、「何がわかるか?」を例として作ってみました。たとえば独身気ままなAさん。今は働いているし毎月黒字、でもこのまま老後を迎えると…。3つぐらいの見直しパターンを作って、「何歳で破綻?」「こういう対策をたてれば、〇歳までなんとかもちそう」など。Yさんは老齢期、もう新たに収入確保は難しい中で、介護の不安をどう解消するか?もし介護になったとき、どんな場所でどんなサービスを受けたら、どれぐらい資金と自分の資産・収入との差が開いていくか? 意外とV字回復のシミュレーションもあったりします( ̄ー ̄)。「こうしてください」のモデルではなく、自分の場合をチェックしてみたら、今からなら対策が打てる可能性があるよ!ということです。これをご覧いただくと皆さん納得してくださるケースが多いので、今後はパターンを増やしてこうと思います。

講座・セミナーに参加くださる方々

 土曜日は京都で半年に一度の「特別講座」でした。全部で3部、ほぼ全員が3部を受講される長丁場。その中に3年ぐらいずっと講座に通ってくださっていた方が「入居契約しました」と報告にわざわざ来てくれました(*^^*)。「遊びに行きますね!」と約束、きっと入居後のいろいろ聞かせてくれると思います。ほかにもかなり遠方から来てくださった方や、家族の施設探しの方など、それぞれの思いをもって、台風迫る雨風きつい中、受講料を払って参加された方々なので、真剣度合が違うようでした。終日喋り続け、少々疲労感でしたが(;’∀’)、アンケートに身に余るお言葉を記してくださっている方もおられ、すごく元気づけられました。この場を借りてありがとうございます(*^^*)!一方で少し気になったご意見も。ホーム見学の際の感想を聞く項目があるのですが、「夜間、呼び出しをした際に何分で部屋まで来てくれるか?を聞いてもどのホームも答えない」というものでしたが、これはどこも約束はできないものです。夜勤者は小さい施設だと1人、大きな施設でも2,3人程度。入居者にもよりますが、夜間は大変な施設も多いです。すぐ対応できる場合もあれば、少し時間がかかる場合も。この辺りの事情は理解していただければ、と思います。

選挙とこれから

 選挙が迫って参りました。季節外れの台風も迫っています(;’∀’)。今回の選挙はどうも関心がわきません…。どの政党もどの候補者も言ってることがむなしくて、託すような内容がありません。先日の新聞記事にも「財源後回し」の指摘がありましたが、まったくもって選挙のときの目先の「いい話」につられてはいけないと思うのです。よく「日本は中負担中福祉」と言われましたが、「低負担低福祉」としか思えない。このままで良いはずがないですね。どこの国や社会にも富む人と貧困層が存在します。それでも日本はその全体層が薄く、中間層(いわゆる中流)の層が厚いのが一昔の話。今は中流が低所得化しているのですが、本人たちが気付いていないという怖さもあります。「なんとなく」はあるのでしょうけど。このままではもっと低所得化が進んでしまうような気がします。教育や保育など単体で考えるのではなく、全体で「国民」のための施策がまず第一でないと。さまざまな利権や経済界優先など、どっちを見て舵を取るのか。うーむ…。投票所には行きますが、記入する人が、いないですねぇ┐(´д`)┌。

給食と老人ホームのランチ

 今日は有料老人ホーム見学セミナーでした。首都圏は寒いです(>_<)!。昼食試食の画像を(*^^*)。公立学校の給食が問題になっていますが、Netで調べてみると学校給食は1食250~300円ぐらいなのだそうです(保護者支払い)。おそらく公的補助もあるでしょうから、もう少し費用はあるはずですね。しかもたくさん作るから共通原価が下げられます。有料老人ホームの昼食はホームによって差が大きいですが、400円代~800円ぐらいのところが多いと感じます。今日のこのホームランチはなんと300円台!一般的な食堂並みの価格もあれば、「これでこんなに安いの?!」とびっくりするところも。もちろん最近では(;’∀’)、どこで試食させてもらっても美味しいです。学校はサービス業ではないので難しいですが、モノゴトには『費用対効果』があってしかるべきと思いますので、やはりお金を払っている限りは、「この品質と価格は妥当か」をしっかり検証すべきですよね。それは、子どもたちへの教育にもつながるかと。食事が貧しいのは、何歳でも人生をよくするかどうかの大きな部分を占めると、個人的には思うのです。

介護の仕事

 今の仕事を始めた約20年前は「老人ホーム・高齢者の生活」と話しても、周りの友人たちは当然ながら、取引先企業も非常に反応が薄かったのですが、どこを向いてもすっかり「高齢者」事業関係者が多くなりました(*_*;。何度も記しておりますが、介護職員不足の深刻化。朝刊の記事でも人件費高騰によるサービス縮小や廃業が増えるのではとのこと。周辺で聞いていても「介護職員派遣」の利用は多いです。介護保険事業は、特に施設の場合「売上」は上限が決まっています。介護保険は公定価格で改正に翻弄されるため、3年ごとの改正はホントに事業経営に大きく響く。売上上限が固定なのに、経費(人件費)が高騰すると当然経営は成り立たなくなっていく。新聞によると某特養ホームでは5年間で1人当たりの人件費が25%上昇したとのこと。厳しいですね。しかも知人の話では「派遣会社が未経験・無資格でも介護職として送り込もうとする」とのこと。昨日は外国人実習生の話を書きましたが、経営側の姿勢がさらに問われる昨今の介護現場事情と感じます。