社会接点と認知症

以前も自治体調査でコロナによる高齢者の認知機能やフレイル悪化が確認された例を記しましたが、日本認知症学会も同様の調査をしています。認知症専門医を対象にしたアンケートで5月下旬に行ったものですが、全体的に介護サービスの利用は減少している実態がわかりました。通所系では約7割、訪問介護系で約5割も減少。また介護保険サービスではないものの、サロンなど認知症本人や家族などが集まれる機会も81%が開催中止とか。おそらくこれを要因として、認知症の人の症状悪化は4割。「うつ症状が増加」「施設では家族面会中止により不安定に」「デイに行かなくなり中核症状が進行したり、ADLが低下、不穏」など、いかに社会との接点が重要なのかがわかります。認知症の方に限らず、元気な人でも「コロナ鬱」になりがちです。自分がなぜ不安なのか状況を把握できない人に、周辺の気配りが大切ですね。