要介護になる要因の変化

昨日に続き、国民生活基礎調査(2019)から「要介護になった原因」についてデータを抽出して作成してみました。「主な原因(1つ)は、3年前と男性は大きく変わらないのですが、女性は骨折転倒と衰弱が入れ替わり、転倒リスクが増加していることがわかります。さらに今回は「複数要因」データもグラフ化してみました。そうすると、女性は「衰弱」と「骨折転倒」が一番多くなっています。おそらく、認知症と衰弱や転倒が同時におこる要介護の原因と考えられますね。男性は以前から脳血管性認知症が多いと言われていますので、複数要因からもその相関性が見て取れます。もうひとつ、このデータを20年近くフォローしてきて(3年毎に調査)、男性の「衰弱」「骨折転倒」が増えていることが気になります。ひとつには「長寿化」による自然な老衰が考えられます。国は健康寿命の延伸を目標化しているものの、「老衰」にいかに立ち向かうかがキーであることが見えてくると思います。ちなみに「その他」には、糖尿病、呼吸器疾患、視覚聴覚疾患、パーキンソン病、脊髄損傷、がん、などがあります。