昔は冬より夏が危険だった

出典:「あたらしい家づくりの教科書(新建新聞社:2016)より

先日、エコ&健康な家についての本を読んでいて、お?!と思う内容がありました。今では冬場のヒートショック、つまり浴室と脱衣所の温度差による体調の急激変化が問題とされ、家庭内事故でも浴室における「溺死・溺水」死亡が年間7千件を超える勢いです。ところが、100年前は圧倒的に夏の死亡者が多かった。吉田兼好は750年前に「住まいは夏の暑さを考えてつくりなさい」と言っていたそう。原因は書かれていないのですが、社会状況が全然違ってきたことと、超高齢者の増加ゆえではないかと個人的には思うのですが、欧米でも同様に夏・冬逆転現象がおきているそうです。しかも、冬場のこの事故は、世界的にも寒冷地より対策が遅れている温暖地のほうが多い。確かに冬の北海道は家の中はどこも温かいですものね。ということは、いかに冬場の「寒暖差」が暮らしにとって危険なのかがわかります。ひとつ勉強になりました!