どこで最期を迎えるか

第1作目「病院で死ぬということ」で知られる医師の山崎先生のご本(2018)。外科医→ホスピス病棟→在宅ホスピス診療所(現在)という医療現場の内容で、想定以上に重かったですが、読んでよかったです。介護や高齢者事業業界にいる方、高齢世代本人、その家族、が知っておくべきことが多いと思います。政策としても在宅看取りを推進する中、我々一般国民も避けては通れない終末期のこと。費用的なこと、課題、実例、スピリチュアルな問題、etc.、広く網羅されている内容です。本筋から少しずれるのですが、「ホームホスピス」(民家で終末期の5人程が集住し、緩和医療と介護の24時間チームの支援を受けながら看取られる)は、現在制度化されているわけではなく、行政指導は「有料老人ホーム」の届出を必要とするとのこと。でも、がん末期患者中心ですから「高齢者」とは限らないし、老人ホームとはまた違う種類のもの。「制度が後からついてくる」の実例です。現在は未届け有料老人ホームとされているところが多く、こういう問題もあるのだなぁ、と。これから社会変化はもっと著しくなります。追いついて行けるのでしょうか…。