自分で「決める」

 

「子どもに迷惑をかけたくない」という日本の高齢者は多いです。「自分がどうしたいか」という視点とは少し違うのが特徴といえるでしょうか。海外(欧米)の高齢者は「自分がどう生きるか」が基軸。しかし、某有料老人ホームで、スタッフの方々が「見事」という入居者の事例をお話くださいました。遠く離れて住む娘さんがいるものの、もともと「子どもの世話にはならない」と言っていたそうです。住み替える際には、終末期の希望も明確にし、近くにある葬儀社に、どのように葬儀を行うかまで自ら指示し契約していたとか。お亡くなりになった際にも、その通り実行されたそうです。娘さんとは仲が悪いとかそういうことではありません。お話を伺っていて、自立・自律の人生を送られたのだなという印象でした。文化や社会環境、個別事情もいろいろありますから、善し悪しというのではなく、有言実行といいますか「思う」でなく「する」という実行力がすごいな、と単純に尊敬してしまいます。